AMHをめぐる誤解 ※AMH(アンチミュラリアンホルモン:抗ミュラー管ホルモン)

最初に申し上げますが、「AMHの値が0(ゼロ)でも、赤ちゃんはできます」

それが真実です。

AMHとは「卵子の在庫数」と関係性のあるホルモンの数値で、血液で調べます。

西洋医学的な不妊治療において、AMHの数値が低い事は、

①不妊治療が有効な期間が、AMHが高い人よりも短い可能性がある。

②排卵誘発剤が効きにくいので、優しい刺激方か、自然派イランの方法が適している。

以上の2つの意味しかありません。

よく「卵巣年齢」という言葉が使われることがありますが、この言葉が誤解を増長しているように感じます。

AMHの数字は、その女性の卵子の質とは全く関係性がありません。

赤ちゃんが出来るか、できないかを決定的に左右するのは、「卵子の質」です。

「卵子の在庫数」ではありません。

一人の子供が生まれるためには、1個の質の高い乱視が存在すればいいからです。

「卵子の質」は体外受精を行わないと具体的には分かりませんが、体外受精に置いて、受精後5日で「胚盤胞(はいばんほう)」と呼ばれる細胞分裂が進んだ受精卵に育ち、凍結に耐えられる受精卵となることが目標です。

病院によっては「胚盤胞」まで育った凍結胚による移植(受精卵を子宮に戻して着床させる行為)しか行わない所もあります。

AMHが低くても、「胚盤胞」に育ち凍結に耐えられる受精卵を持つことはできますし、自然妊娠もあります。

しかし、現実には病院の検査で、AMHを測ったら、「AMHがとても低く、実年齢より排卵年齢は老化している」と医師から言われ、私の前で涙を流す女性がたくさんいらっしゃいます。

「私にはあかちゃんができないのでしょうか?」

と泣きながら訊ねます。

AMHが低くても、漢方・温灸・光線療法・食事療法・身体を冷やさない生活習慣・楽観的な思考週間などの継続と、夫婦仲の良さ(どんなことも話せ認め合える関係性)が、もともとその人に備わっている質の良い卵子を育てる能力を開花させ、子宝を授かる体つくりをすることは出来るのです。

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