不妊の相談で来られる方に、まず共通しているのは
「私は、ちゃんと妊娠できる体なのでしょうか?」
という、とても切実な問いです。
検査結果が大きく異常でなくても、
・なかなか妊娠しない
・年齢が気になってきた
・周囲の妊娠報告に心がざわつく
そんな状況が続くと、不安は静かに積み重なっていきます。
「原因」よりも先に知りたいこと
多くの方は、
「排卵はしている」
「ホルモン値も基準内」
「病院では『様子を見ましょう』と言われた」
という段階で、行き場のない不安を抱えています。
そのとき一番の関心事は、
「この体の状態で、妊娠する力は育てられるのか」
という点です。
原因を特定すること以上に、
今の自分の体が、どんな方向に傾いているのか
何を整えれば、妊娠しやすい土台になるのか
を知りたい、という声がとても多く聞かれます。
不妊は「結果」ではなく「体からのサイン」
漢方的に見ると、不妊は突然起こるものではありません。
・冷えやすい
・疲れが抜けない
・月経周期が乱れやすい
・経血の量や色が安定しない
・眠りが浅い、気分が落ち込みやすい
こうした日常のサインが、少しずつ積み重なった「結果」として現れます。
つまり、
妊娠できない体なのではなく、妊娠に集中できない(手が回らない)状態が続いているというケースが少なくありません。
いちばん大切なのは「安心できる体」

妊娠に必要なのは、気合や努力ではありません。
体が
「今なら大丈夫」
と感じられる、安心した状態です。
血流、冷え、消化吸収、睡眠、心の緊張。
これらが少しずつ整ってくると、
月経の質が変わり、体調の波が穏やかになり、
「あ、体が変わってきているかも」と感じる瞬間が訪れます。
ひとりで抱え込まなくて大丈夫です
不妊の悩みは、とても個人的で、比べにくいものです。
だからこそ、
「こんなことで相談していいのかな」
と思わず、体の声を言葉にしてみてください。
あなたの体は、まだ可能性を失っていません。
今はただ、少し立て直す時間が必要なだけかもしれません。
このブログが、
「私だけじゃなかった」
と感じる小さなきっかけになれば幸いです。

