定期的に夫婦生活があり、避妊をしていないのに1年たっても妊娠しない場合を不妊症としています。
※諸外国に合わす為に2015年から1年に変更されています。
現在不妊症で悩まれている方は10組に1組の夫婦が不妊症といわれています。
◎6組に1組とNHKで放送され、今後は更に増えると思われます。
3組に1組の時代がそこまで来ています。
☆理由は、晩婚化や赤ちゃんを希望する年齢が高くなった事です。
日本の生殖補助治療数は世界一で、1回採卵当たりの出生率は、このグラフに出てくる国の中では最低です。
最も出生率が良いのは、台湾です。日本の10倍以上の出生率になっています。
台湾の生殖補助医療の技術が優れているという訳ではなく、
生殖補助医療を使う前に、漢方薬で身体の基礎的な体内妊娠環境を整備することが、伝統的に当たり前になっているからです。
むやみやたらと、人工授精をしたり、体外受精を試みる前に、体内の妊娠環境を整えることが大事です。
今の日本の生殖補助医療の状態では、台湾に比べて、効率が悪すぎます。
◆生理周期は順調か?(28日(低温期:14日、高温期:14日)が標準です。
◆低温期と高温期が二層にきれいに分かれているか?
◆生理前に体調不良が起きないか?
◆生理期に、腹痛や頭痛などの不快症状が出ていないか?(生理痛は、本来、ないのが当たり前です。)
◆排卵期の体調不良はないか?
◆普段から、腹痛や頭痛に悩まされていないか?
◆経血が黒ずんだり、血の塊が出て来たりしていないか?
◆貧血はないか?
◆冷え性がひどくないか?
このような卵巣と子宮に関係する諸症状を放置したまま、生殖補助治療を行っても、質のよい卵子が育ちませんので、世界最低の出生率という現実を突きつけられることになります。
◆特に35歳を越えた方の場合は、上の図のような厳しい現実がありますので、卵子の質をよくするために、漢方薬等を使って、体内の妊娠環境を整えつつ、生殖補助医療を使わないと、ただただお金を無駄に使う結果が多くなる傾向があります。
高齢出産のリスク
●流産が増え、子どもが無事に産まれる率が下がります。
年齢が高くなるほど卵子が老化し受精卵の染色体異常が増加するため、ダウン症などの発生率が高まります。
流産や早産、死産も増加します。
●病気にかかりやすくなる
高血圧や尿タンパクなどの症状が見られる「妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)」をはじめ、「前置胎盤」、「胎盤早期剥離(はくり)」などの合併症の発生頻度が高くなります。子宮筋腫や卵巣腫瘍などの婦人科合併症も増えます。
●赤ちゃんの発育に影響が出る
妊娠前から太り過ぎだった妊婦さんや高齢出産の妊婦さんは、妊娠高血圧や妊娠糖尿病のリスクが高くなります。血流が悪いなど、母体の体内環境が悪化するために、胎児が低栄養になり、発育が阻害されてしまいます。一方、母親がやせすぎなのも問題です。やせている妊婦さんから生まれてくる赤ちゃんは低体重児であることが多く、生まれた時に体重の少ない赤ちゃんは、将来、糖尿病や心臓病などの生活習慣病を発症する可能性が高いということがわかっています。
●難産になりやすい 高齢でかつ初産の場合、産道や子宮口が硬くなっているため難産になりやすく、帝王切開になる確率が高くなります。若い人に比べて体力も落ちているので産後の回復も遅くなります。また、産後の子宮や体の復古(元に戻る)も悪くなります。高齢出産は、母体にも、産まれてくる子にも、リスクがあることを知っておきましょう。
◆原始卵胞から「卵子の赤ちゃん」が旅立ち、一人前の「質の良い卵子」に成長して、排卵されるところまでいくのに、180日(半年)の時間がかかります。
ですから、漢方を始めたとたんに、卵子の質が上がる訳ではなく、最低でも半年の時間が必要なのです。
◆ですから、本当に「子どもが欲しい」とお考えの方は、最低でも180日の時間がかかることをご理解いただき、早めにご自分の体調を整え、卵子の質を向上させる取り組みを始めて下さい。
◆自然界は、基本的に赤ちゃんが出来ることより、ご本人の生命や健康を優先するように出来ています。
自分がどうなろうと、子供だけは・・・という考え方は、日本人に多い発想ですが、自然界の法則は、『まずは母の身体が健康になること』が優先されます。
それが「自分を愛する」ということに繋がり、自分さえよければ他人がどうなろうと知ったことではない、というエゴと一線を画すところです。
お母さまになる方が、本当に自分を愛することが出来る人になると、子供も「自分を愛する」ことのできる人に育ちます。