β2GPIネオセルフ抗体検査とは?(不妊の分野では、不育症で使えます。)

「β2GPI(ベータツージーピーアイ)ネオセルフ抗体検査」とは、血液中にある特殊な自己抗体を調べる検査です。自己抗体とは、本来なら外敵から体を守るはずの免疫が、自分自身の体を攻撃してしまうときに作られる抗体のことです。せっかく着床したのに、育ち始めた受精卵を異物と認識して、お母さんの免疫細胞が赤ちゃんを攻撃してしまい、胎児が育たないという反応が続くことを「不育症」と呼びます。

特にこの検査は、**血栓症(血のかたまりができる病気)や流産のリスクと関連がある「抗リン脂質抗体症候群(APS)」**の診断やリスク評価に役立つとされています。

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どんな人に役立つのですか?

この検査を受けることで、次のような方にとって参考になる情報が得られる場合があります。

◆原因不明の血栓(深部静脈血栓症や肺塞栓症など)を繰り返している方

◆妊娠中に流産や死産を何度も経験した方

◆自己免疫疾患(例:全身性エリテマトーデス)を持っている方で、血栓のリスクが心配な場合

◆抗リン脂質抗体の検査で結果がはっきりしなかった方

検査を受けるとどうなる?

この検査で陽性かどうかを知ることで、

今後の血栓症や妊娠合併症のリスクを把握できる

医師が予防的な治療(抗血小板薬や抗凝固薬の使用など)を検討する材料になる

といったメリットがあります。

注意点

ただし、この検査だけで病気が「確定」するわけではありません。結果はあくまでリスクの一部を示すものであり、必ず医師の診断や他の検査と合わせて判断する必要があります。

まとめ

β2GPIネオセルフ抗体検査は、血栓症や流産を繰り返してしまう方、自己免疫疾患を持つ方にとって、体のリスクを知るための有用な検査です。気になる方は、かかりつけ医や専門医に相談してみるとよいでしょう。

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