早寝早起きが夜泣き対策の第一番目である理由は、「体内時計」のリセットが朝の太陽の光によって起きる仕組みになっているからです。
地球時間の1日は24時間ですね。
ところが私たちの「体内時計」は1日平均24.5時間でリズムを刻んでいます。
すると「体内時計」のままの生活だと、1日30分、地球時間より遅くなって、それを繰り返すとどんどん差が大きくなり、昼夜逆転の状態になってしまうのです。
それを防ぐために、人類は朝の太陽の光を刺激にして体内時計をリセットし、新たな1日を始める仕組みを作ってきました。
生まれたばかりの赤ちゃんの体内時計はまだ働いていません。
生後1ヶ月くらいから働き始め、毎日の練習の結果、生後3~4カ月までに地球時間に合わせることができる様になって、昼と夜の区別がつくようになります。
そして、生後6か月には安定した睡眠リズムが作られるのです。
赤ちゃんが地球時間に合わせるための「練習」とは、「朝昼は明るくにぎやかに・夜は暗く静かに」という練習のなかで毎日を過ごす事です。